所沢は武蔵野台地のほぼ中央に位置しています。東京の多摩北部と隣接しており、狭山丘陵が南部にあります。気候は比較的おだやかですが、冬には季節風が吹きこんできます。明治44年に、国内ではじめて飛行場がつくられたことで、航空発祥の地となっています。埼玉県内では南西部に位置しており、8番目の市として昭和25年に誕生しました。当時の人口は4万2千人ほどで、農業が中心の茶畑や畑ばかりの土地でした。

その後、東京の発展とともにベッドタウンとしての役割を果たすようになり、現在では人口34万人を超える周辺地域の中心地になりました。それでも豊かな自然はそのままで、都心へのアクセスの利便性とともに高く評価されているのです。戦後は市の中心部に米軍の大きな通信基地がありましたが、返還運動によって全体の6~7割を取り戻すことができました。在日米軍の通信基地として残っているエリアもありますが、返還された跡地には市役所や航空記念公園、市民文化センターなどが作られています。

とくに、市民体育館の施設は世界でもトップレベルの充実度だと言われています。平成22年には、市のマスコットとしてトコろんが登場しました。航空発祥の地らしくプロペラ機をもとにしたデザインになっており、市内で行われるイベントなどに参加しています。また、地名の由来にもなっている野老(ところ)の葉っぱをモチーフにした市章のほかに、イメージアップのためにシンボルマークが作られています。市制施行50年を記念して公募されたもので、航空機と武蔵野の空と緑をイメージしたデザインになっています。